第5章 彼女は俺のモノ！です！【R18】

「落ち着いて」
と続けるはずだった言葉はどこかへ行ってしまい、ニヤニヤと笑みを浮かべるクロ先輩と真っ赤になった私と、言い切った感満載のリエーフを囲み、部員たちが集まっている。


「そんな心配なら、最初から公表しとけっつーんだよ！」
「ま、バレバレだったけどな」
「気付いてないの当事者だけじゃね？」




なんて、私の気も知らずにみな口々にリエーフをいじり続ける。
リエーフはリエーフで、なんだか楽しそうだし……私一人取り残されてしまったようだ。