第11章 INNOCENT SORROW ラビ切甘裏
「どうして膣中に出さなかったの?」
いつもなら、ラビは中出しをしていたのに、今日は違った。
ラビはを抱き寄せ、言った。
「いつも俺が寝たらベッド抜け出して洗ってるさ?」
「…知ってたの?」
驚いたようには目を見開いた。
ラビは頷く。
「まだお前15だし、子供作ったらいけないんだろ?」
「……うん」
の出身地は日本で、そこでは女性の結婚は16歳からと決められているのだ。
その秩序に従い、はいつもひとりで情事の処理をしていたのだ。
「気付かないフリしてて、ゴメンな?」
本当、俺って自分勝手だったな。
これからは、もっとお前の事大事にしていこうと思う。
だから、ずっと側にいてくれ…
もうお前を、
傷付けはしない……。
…End