第26章 大人の社会科見学【一松】
「あっ……だめっ……だめっ……んっ……ぅ……」
「もしかして、またイクの……? 最近の先生はすごいな……。性の乱れとかニュースで騒がれるわけだよ……」
ぐりっと大きく回される。
「んあぁああああああ!!!!」
瞬間、バチッと頭の中で花火のようなものが弾け、目の前が真っ白になった。
「あれ……? もうイッちゃった……? もっと楽しみたかったのに……しまったな……」
崩れ落ちた私から玩具を引き抜き、一松さんはため息をついた。心底がっかりとでも言いたげな顔。
「い……一松……さん……」
視界がぼやける。肩で息をしながら、彼を見つめる。なかなか焦点が合わない。
「あ……ごめん……やりすぎた……。大丈夫……? あんたがあまりに可愛かったから……」
眉を下げ、心配そうに覗き込んでくる彼。どうしてだろ? それだけでドキドキする。快感を与え続けられたからなのか、それとも彼のことが……。
「大丈夫、だから……」
やっとのことで返事をすると、一松さんの顔が急に冷ややかになった。
「……なんて優しいこと言うと思った……? 言わねぇよ……くだらねぇ」
え……?
一松さんはさっさと白衣を脱ぎ捨て、その下の服も脱いだ。服の上からでは分からなかった厚い胸板が目に入る。もちろん、下半身のそそり勃ったアレも。
「はーい、では出来上がったパンを早速食べてみましょう。お味はどうかなあ? ヒヒッ、わくわくしますねぇ……」
「ひっ!?」
台から引きずり下ろされ、ひんやりとした床に投げ出される。