第18章 バスルームのひみつごと【十四松】
「あっは! だって、中、すっごくニュルニュルしてるから、タッティ入れたらめっちゃくちゃ気持ち良さそうだな〜と思って。ダメッスか? オナシャス!」
ダメじゃない。でも、ただ気持ちいいから、したいだけ? 十四松くんって、私のこと、どう思っているんだろう。もし、それを聞いて、好きじゃないって言われたら……。
「十四松くんは、好きな人いるの?」
迷いながらも尋ねてみる。
「うん、いるよ!」
あっけらかんと答えは返ってきた。
「えっ……!?」
好きな人、いるんだ……。
「あっれぇ? 愛菜ちゃん、どうしたの?」
不思議そうに見つめてくる十四松くん。
私は慌てて立ち上がった。ショックでまともに顔を見れない。一緒にお風呂に入りながら失恋するなんて。
「ごめんね! やめよう、こんなこと! 私、出るね!」
「ええーっ!? なんでぇ!?」
扉に向かおうとした瞬間、十四松くんに後ろから抱きつかれる。
「きゃっ……」
勢い余って二人一緒にうつ伏せに倒れ込んだ。後ろから覆い被さる形で倒れた彼は腕を回してくる。
「愛菜ちゃん……」
十四松くんが腰を上げる気配。次の瞬間、蜜口に硬いものが押し当てられた。
「っ……!」
「愛菜ちゃん……挿れていい……?」
十四松くんが腰を動かす。先端が少しだけ侵入し、ニュプニュプと浅く出し入れされる。
「あんっ……んっ……やめてっ……」
「あーこれ……気持ちいい……」
十四松くんがうっとりと呟いた。