第2章 重ねる会話
それからさんは暇だからと俺の部屋に来るようになった。
初めはすごく迷っていたみたいで、俺が扉を開けたら目の前に立っていたんだ。
「あっ!ゆ、幸村さん!」
って、かなり驚いてたな。
幸村「どうかしたのかい?」
「いえ…あの…ひ、暇だったのでお話でもと…あっ!迷惑でしたね…」
幸村「そんな事はないよ、入るかい?」
「いいんですか?今どこかに行くつもりだったのでは…」
幸村「気にしないでいいよ、さあ」
「ありがとうございます!」
それから俺達はいろんな事を話した。
病気の事、学校の事…
彼女の病気は結構重いらしい。
でもそんな感じを見せないんだ。
強いんだな…そう思った。