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【幸村精市】隣の病室

第8章 手術、そして…


さんの手術当日、リハビリの帰りに俺は部屋を訪れた。


幸村「いよいよだね」

「あっ、幸村さん!」


振り返った彼女は俺に駆け寄ってふふっと笑った。相変わらず顔色はよくない。


「来てくださったんですね!さっき部屋に行ったら居なかったので」

幸村「リハビリやってたんだ。ごめんね」

「いえ!手術前に会えてよかったです!」

幸村「心を強く持つんだよ」

「はい!」

幸村「ウチの皆も練習終わったら来るって言っていたよ」

「本当ですか?!嬉しいな!」

看護師「そろそろ時間ですよ」

幸村「じゃあ…待ってるから」

「あのっ…」

幸村「どうかしたかい?」

「あ…いえ、何でもないです…行って来ます!」

幸村「うん、頑張って」


彼女は笑顔で手を振り部屋から出て行っていった。
俺1人だけになったさんの病室。
またここに…彼女が無事に戻る事を祈りつつ部屋をあとにした。
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