戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第35章 とりかえばやものがたり ― 番外編 ―<R18>
俺が腰の動かし方を変えると、途端東宮は嬌声をあげる。
「あ…あ、ん…そこ…っ」
「ああ…ここが良いのですね。宮さま、もっと気持ち良くして差し上げます」
東宮の悦ぶ部分に俺のものを穿つと、東宮は益々悶えからだを震わせる。
「良いのですよ…また達してください、宮さま…私が貴女を絶頂に連れてゆく事が出来て嬉しゅうございますわ」
東宮が達し俺のものを中で締め付けるが、それがあまりにも心地よく俺も中に精を放った。
「…尚侍…あなた…」
東宮の中から自分のものを出し、二人の身の回りを簡単に整えると東宮が声を掛けてきた。
「どうしておとこのかたが尚侍として入内していらっしゃるの?」
「宮さま、申し訳ございません。私の変わった身の上をお話ししますわ」
じっと俺を見つめる東宮の眼差しは、特段変わったものを見る目付きではなかった。
「実は…」
俺が正直に舞と自分が入れ替わっている事を話すと、東宮はあくまでおっとりと小さな手を俺に伸ばして、俺の手に触れながら言った。
「尚侍、貴方も大変な苦労をしていらしたのね。私は貴方がおとこでもおんなでも構わないわ…だって、私は貴方をおねえさまと思って親しくしているのだもの。それは貴方がおとこでも今のままなら問題はないわ」
東宮が俺と舞の事を理解してくださった、俺にはこれだけで充分だった。
「宮さま、ありがとうございます。宮さまが私たちの事をわかってくださるなら、それだけで生きていけますわ…」