戦国源氏物語-イケメン戦国と源氏物語の融合-〈改訂中〉
第35章 とりかえばやものがたり ― 番外編 ―<R18>
知らず知らず信玄は舞の側へ寄り、尚侍への恋心がどれだけのものか話すが、舞は右大臣の四の君へもそうやって口説いたのかと呆れながら耳にし、「尚侍だけ恋してるわけじゃないだろう」と皮肉っぽく言った。
それを聞いた信玄は、舞が四の君の事に気付いているのだと知るが、信玄は目の前の舞の美しさに惹かれてどうしようもなくなっていた。
気付くと信玄は舞を抱き締めていた。
「何するんだ、離してくれ」
舞は抵抗するが、信玄はどういう事だ、と驚く。
抱いた相手はおとこのはずが、その感触はどうみてもおんなのものなのだから。
柔らかな肌、優美な曲線を描くからだ、なにより抱き締めた胸に当たる舞の固いはずの胸はふわふわと柔らかく自分に当たる。
『幸村はおんなだったのか…?』
信玄は、幸村がおんなとわかったら、余計に止まれない。
着ている紅の袴の紐を解き、単衣を乱すとやはり目の前に表れたのは、おんなの乳房。
信玄は信じられない表情でそっとそれに触れ、優しく揉みしだく。
「止めて、くれ…っ」
舞は必死に抵抗するが、男女の力の差がここでははっきり出て、信玄はしっかり舞を抱いたまま揉むのを止めず、反対側の乳房を舌でなぞり、徐々に尖る中心を口に含んで吸い付く。
「…う…あ…っ」
胸の愛撫に舞から聞いた事のない艶やかな声が漏れ、信玄は空いている手を舞の下腹部へとおろし、密やかに潤う秘密の部分へ指を這わせる。