第27章 六条御息所の巻―蘭丸中将－＜R18＞

じゅっ、じゅぼっ、と卑猥な音が響く。

舞が熱をくちに含み、上下に頭を揺らしているのを、中将の君と真白の君は見つめる。

「なんて厭らしいのでしょう…」

「でもご覧になって…蘭丸様、あんなに気持ち良さ気なお顔をなさって…」

二人は熱を愛撫する舞と、愛撫され気持ち良くさせている蘭丸中将を交互に見る。

「ああ…ん」

途端、中将の君が喘ぐ。

何事かと思うと、蘭丸中将がたまらないといった色を瞳に浮かべつつも、指で中将の君の蜜壺に触れて、中将の君がそれに悶える。

「駄目だよ…はぁ…っ、ちゅう、じょうのきみ…ほら、もっと、感じて」

「あ…あ…あん…っ」

二本入れた指が中将の君の内部を掻き回し、中将の君が声を上げて喘ぐ。

「ほら、そろそろ、達しそうだよね…」

ぐちゅぐちゅと淫らな音がし、中将の君は喘ぎ、やがてがくがくしだし、蘭丸中将の指を締めつけて達する。

「すごい、中将の君…指が締め付けられたよ…俺の熱だったらもっと締め付けられたと思うと…たまらないね…」

「あっ…はぁ…っ、蘭丸、様…」