第16章 君と俺は共に生きている 財前光
俺には1つ年上の彼女がおる。
ソイツの名前は。
年上とは思えないくらい可愛エエ。
Miss四天にも選ばれた、四天の中では超 有名人な俺の彼女。
それに、性格もよくて、良いところばっかり。
けど、財前光っちゅー めっちゃ格好ええ彼氏がおんのにへの告白が絶えない。
...なーんてなw
格好ええっちゅーのはちょっとしたジョークや。
...彼女の自慢話はここまでにしておくわ。
ちょうど部活が終わった俺は、着替えてこれからセンパイと帰るんや
俺はセンパイ達に『お疲れさまでしたー』と言って小走りで校門へ向かう。
部室を出るときに、小春センパイや一氏センパイがなんや俺に言っとった気がするけど無視。
俺は今忙しいんやから構わないでほしいッスわ。
センパイは、壁に寄りかかって茶色のサラサラとしたセミロングの髪を風になびかせ、本を読みながら俺を待っていた。
...こう言うことやっている人って大体は格好いい系とか綺麗系なんやけど、センパイの場合は可愛い系なんだよなww
光「センパイ、お待たせしたッスわ」
俺はセンパイに声をかける。
『おー、光!!お疲れさま!』
センパイは、俺の頭をくしゃくしゃと撫でながら言った。
俺たちは学年も部活も違うから、学校生活や部活の話。
そしてセンパイは、生徒会にも入っているから、生徒会の話もしてもらった。
勉強の話をしていて、分からないところがあると言ったら、今度教えてくれると言ってくれた。
ちなみに、センパイは白石部長と同じクラス。
...と、色々とたわいもない話をしていたらセンパイの家についた。
『それじゃあ、光!また明日!』
光「おん。また明日な」
繋いでいた手を離して、お互い手をふり、俺は背を向けて家へと帰る。
──また明日、彼女と楽しい日々を過ごせるんだと。
いつも通りに楽しい生活が過ごせるんだと思いながら──
《次の日》