第15章 サンタさんからのプレゼント 越前リョーマ
私には最近付き合い始めた人がいる。
その人の名前は越前リョーマくん。
男子テニス部で1年生なのにR(レギュラー)なんだ!
あ!リョーマくんだ!
私は、少し先の方にリョーマくんを見つけ、駆け寄ろうとした。...が、
朋香「リョーマ様~!!」
桜乃「あ!朋ちゃん待って!!」
付き合う前はあまり気にならなかったが、
小坂田朋香ちゃんと竜崎桜乃ちゃん。
いつも、リョーマくんと一緒にいる。
クラスがリョーマくんと違う私は、休み時間や昼休み等しか話せない。
あの2人よりも私の方が話している時間が少ない気がする。
全く。リョーマくんもリョーマくんだ。
きっと、女の子2人に囲まれて浮かれているんだ!
もー!リョーマくんなんて無視してやる!
リョーマ「ねぇ、」
『なに?』
リョーマ「今日、一緒に帰んない?」
『今日は友達と遊ぶから』
リョーマ「...そう」
俺は一言 彼女に返してからテニスコートに部活をするために向かった。
何なんだよ、アイツ。
最近ちゃんと話してない。それに、帰りも全然一緒に帰っていない。
本当、意味わかんない
俺はイライラしながら不二センパイと打ち合っていた。
─────────
今日はみんな早く帰っていった。
いつもは英二センパイやモモ先輩が残っているのに...。
そして、珍しく不二センパイが残っている。
不二「ねぇ、越前」
リョーマ「はい?」
不二「今日はいつもの越前じゃ無かったね」
リョーマ「そッスか?」
不二「うん...何て言えばいいんだろう?」
優しい不二センパイは、俺をあまり傷つけない為の言葉を選んでいるようだった。
リョーマ「そんなに考えることッスか?」
不二「そうだね...。今日の越前は何だかイライラしていたよね」
リョーマ「そうッスね...」
不二「僕で良ければ、話でも聞くよ?」
俺は不二センパイなら、話をちゃんと聞いてくれると思って話始めた。
リョーマ「俺、彼女がいるんスけど、ソイツとちゃんと話してないし、登下校も一緒にしてないんスよ」
不二「...なるほどね。越前はさ、最近その彼女さん以外の女の子とお話しした?」
リョーマ「普通に竜崎とか小坂田とかとは話したッスよ?
いつもアイツら来るし」