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テニプリ 短編小説 ~夢の扉 ~

第14章 きみの温かさを知る 丸井ブン太




すると、急に丸井くんが立ち止まった。


私は、どうしたんだろう?と丸井くんを覗きこむ。



丸井「。
今から言うこと、ちゃんと聞いててくれぃ。」



丸井くんは、真剣な眼差しでそう言った。


私は、コクンと頷く。



丸井「俺、前からのことが好きだったんだよぃ!
だっ、だから、俺と付き合って欲しい!!」



丸井くんは、髪の毛と同じで顔を真っ赤にしながらそう言った。



私は、驚きを隠せなかった。


けれど、彼に早く返事をしなければ申し訳無いと思い私はすぐさま返事をした。



『私も、丸井くんの事、好きだったの。』




ふわりと微笑みながら、私はそう言った。



私がそう言うと、丸井くんは、傘を放り投げぎゅぅっと優しく私を抱き締め
「ありがとよぃ」
と言った。


私は、嬉しく思い、抱き締め返した。



その時は、雪が降っていて寒かったけれど、丸井くんの笑顔と体温で暖かくなった。



そして、寒い日も悪くはないな、と思った。







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