第13章 映画のヒロインは君 忍足侑士
私は侑ちゃんと同い年の幼馴染み!
!!
今日は、侑ちゃんが、ずっと見たいって言っていた、映画を見に行くんだ!
本当は別に行きたくもなかったんだけど、侑ちゃんがポップコーンとジュースを奢ってくれるって言うから、行かないわけにはイカンやろ!って思って来たんやで!
今は、侑ちゃんがポップコーンとジュースを買ってきてくれてて.....あ!きたきた!
侑士「お待たせ。キャラメルポップコーンとコーラでエエんよな?」
『おん!おおきに!』
私はお礼を言って侑ちゃんから受け取る。
そして、映画館の中へ入り、ベストポジションに座る。
やっぱ、侑ちゃんは凄いわぁ
いい席を知っとる!
ここなら、首も痛くならんし遠すぎっちゅーこともないし...笑
おっ!映画始まった!
──映画 end──
侑士「めっちゃ おもろかったな~!」
『せやな!侑ちゃんがオススメするラブロマの映画はどうかと思ったけど、結構よかったわ!』
侑士「せやろ?」
クスッと微笑みながら、侑ちゃんは言った。
あれ?なんで、胸がドキドキしとんのやろ?
侑ちゃんの微笑みなんて小さい頃から見とんのに...。
帰り道によく通り過ぎる公園。
その公園の前で侑ちゃんは立ち止まった。
小さい頃よく遊んだ公園や。
『侑ちゃん?どーしたん?』
私は立ち止まった侑ちゃんの顔を不思議そうに覗きこむ。
侑士「ん...。ちょっとここで、休もう」
『ん?エエよ?』
自動販売機でコンポタージュを買って、私に渡してきた。
ちなみに侑ちゃんはコーヒーを飲んでいる。
なーんか、今日は侑ちゃんに奢ってもらってばっかりやな笑
と思いながらも飲む。
あぁ~、あったかーい