第7章 小さな花火大会 乾貞治
乾「3...2...1...」
『???』
乾「Go...!」
パンッパパパンッ
『.....!?これは.....!』
貞治先輩が合図をしたと共に、小さく乾いた音がした。
その音を見てみると、
そこには
.....小さな花火が打ち上がっていた
『綺麗.....』
乾「この間の花火大会、が風邪を引いてしまって行けなかっただろう?
すごく楽しみにしていたのに...
小さいが、楽しんでくれ」
貞治先輩は、綺麗な笑顔でそう言ってくれた
『ありがとうございます.....とっても綺麗.....』
乾「フッ.....それは良かった」
そう言って、貞治先輩は私を抱き締めてくれた。
『次の花火大は絶対に行きましょうね!』
乾「あぁ。今度は風邪を引かないようにしないとな」
『はい!そうですね』
私たちは、小指を絡ませ約束をした。
来年の花火大は二人で行こうと。