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テニプリ 短編小説 ~夢の扉 ~

第7章 小さな花火大会 乾貞治



初めまして
私は、。

最近、私の彼氏のデータマンこと乾貞治先輩がぜんっっっぜん、私のことを構ってくれないの!

理科室とか自室で実験をずーーーっと続けてて、貞治先輩の家にも最近行けてないんだ....。

だから、正直寂しいの....

あ!貞治先輩発見!!

『さーだーはーるーせーんーぱーいー!!』

乾「ん?じゃないか、どうしたんだ?」

『どこへ行っていたんですか?』

乾「理科室だが?」

『何をしていたんですか?』

乾「別に。秘密だ。」

そーやって、いつもいつも秘密にする。

『なんでですか!』

乾「秘密なものは秘密だ。」

『そう、ですか.....』

乾「そう、ふてくれるな」

『でも、最近全然構ってくれないじゃないですか!
なんでですか?私に飽きちゃったんですか?
他の女の子と一緒にいるから私をほっとくんですか?
私より実験の方が好きですか?
そんなに実験ばっかりだったら、私.....私!浮気しちゃいますからね!!』

ついに私の気持ちが爆発してしまった。
あぁ、目頭が熱い.....
泣きそうだよ.....貞治先輩のせいだ!

乾「辛い思いをさせて、すまなかったなあと、俺はそんなに女子といる機会はないぞ」



.....女子といる機会はない、か
少し嬉しいな.....

だ、だって、私以外とはあんまり話してないってことでしょ?
嬉しいじゃない!貞治先輩、取られないですむもん!

え?束縛ヤバイ?.....しょうがないじゃん!すきなんだもんっ!

あ!貞治先輩が.....ぎゅぅって、抱き締めてくれた!

.....貞治先輩の温もりが暖かくて、貞治先輩の大きな手で私の頭を撫でてくれる
気持ちいい.....

乾「あの実験は、お前のためなんだ」

『私の、ため?』

乾「あぁ、さっき完成したんだ、ついてこい」

『う、うん』

私は、貞治先輩に手を取られ引っ張られながらついて行く。

乾「ちょっと待ってな」

貞治先輩は、色々といじっている
それを、私は静かに見守っている

乾「さぁ、こっちへ来てくれ」

『???』

私は、貞治先輩の呼ばれた方へ行く。
けれど、私の目の前には小さな円錐の黒いものしかない。


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