第2章 席替え と はじまり
『ごめん!まった??』
香菜「全然!先ご飯食べる?...とかいーながら私、お腹すいてる(笑)」
『香菜らしい(笑)じゃー食べてからにしようか』
香菜「ありがとうぅ!私、安定のパスタ!」
『いえいえ(笑)じゃー私もパスタにしようかなぁ』
香菜「.....あのさ...。ちょっと...聞いて欲しいことがあってさ...」
なんか、めっちゃ歯切れ悪いんだけど...
何事??
『ん〜?』
香菜「.............下野のこと好きかもしれない。」
『.......。はい?え?ほんのちょっと前まで元カレが好きだったんじゃないの??怒ったの私だけどほんとは好きですオーラ出てましたが??』
香菜「いや、あの。うん。好き.....だった、けど。」
切り替えはやっ!
まあ、いつもの事か...
でも流石に今回は切り替え早すぎて驚いたわ
しかも昨日まで同学むりとか言ってたし...?
香菜「優は好きな人は??できた?」
『まっったくですね』
香菜「そーなの??夏休みまでに彼氏欲しいって言ってたじゃん(笑)もう夏休み入るよー(笑)」
いやいや、彼氏欲しいって言ってたのはアンタでしょうが(笑)
『いい人が居ないんですー』
香菜「えー、でも、優って下野のこと好きなのかと思ったから安心したわ(笑)」
『いや、なんでそ〜なる??』
香菜「ん〜?なんとなく?でも、優に好きな人出来てほしいけど下野は辞めてね!」
『あー、はいはい。分かってるよ((呆』
とゆーか、
なんでそんなに"彼氏"を作りたいんだろ?
いや、好きな人だったら彼氏彼女になりたいって言うのは分かるけど...
香菜の場合好きは二の次で、一番は"彼氏の存在"を隣に置きたいだけで...
なんて、かんがえながら
なんか、考え方が根本的に違うなぁって思いながらパスタを食べた。