第11章 子供と隼とProcellarum。(前編)
【隼side】
僕は悟った。
(始とは違う…始に似た"気"が、寮に紛れ込んでいるね…?)
それがなにかまではわかってはいなかった。
あくまでも予想だが始の身内であることは間違いないと思っていた。
そして遭遇した。
可愛らしい幼女に。
「おやおや?まさかこんなにも小さくて可愛い睦月の血縁が…。」
「…?お兄さんだあれ?」
小さな女の子はじっとこちらを見上げている。
「ふふっ、初めまして?小さなお姫様?」
膝を床につけて目線を会わせてあげる。
女の子は不思議そうな顔をしてこちらをみていた。