第10章 子供と始とSix Gravity。(前編)
「え、あ、あれ?お、俺耳がおかしくなったのかな?」
『葵、私もおかしくなったかもしれない。
よし、耳鼻科にいこう今すぐ行こう二人で。』
「まてまて!葵さん、流那さん!
間違いなくっ、二人の耳も俺の耳も正常だと思います。」
お互いの背中を押しあいながらこの共有ルームを去ろうとしていた私と葵を駆が引き留める。
「俺…か?」
キョトンとした顔の始さんがアカリちゃんを見つめる。
「はじめがいい。」
「流那じゃなくていいのか?」
始さんがそう聞くと少し曇ったような顔をしたアカリちゃんはなにか訳があるように見えた。
「……寝るときだけだぞ?」
「!ありがとうはじめ!」
と、あっさり決まってしまった。
そのあとは慣れてきたアカリちゃんとグラビメンバーでのんびりと楽しい時間を過ごした。