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ツキノヒメ。

第7章 撮影会とお姫様。(Six Gravity編)




はい、次は新。


余裕あり気に上から目線で私の顎を持ち上げる新。


『新。』


「なに?」


『首痛い。』


「そうですか。」


『サイテー。』


「えっ…。」


『冗談。』


首が痛いのは本当なのだが、隠すためにわざとらしく話をふる。


『新。』


「……。」


『笑ってよ。』


「………。」


新は無表情のまま。


『ちょっとでいいから。』


「…………。」


『せめてなんか喋って?』


「嫌だ。」


『喋ったじゃん。』


余計にムッとする新を見て面白くなってしまうが私はあまり笑わない方がいいと思い笑いを堪えつつ新に表情をつけようと必死になる。


そうして思い付いたのがこれ。


『新、今日の帰りにイチ「イチゴ牛乳奢ってくれるのか?」う、うん…、だから笑って。』


「よっしゃ。
約束だからな?
破ったらお前の部屋に居付くからな。」


『はいはい、わかりましたよ。』


そんなやり取りをしたあと新は撮影をスムーズに終わらせるためではなく、イチゴ牛乳への愛だけで自然な笑顔を作って撮影を終わらせた。


恐るべしイチゴ牛乳様。


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