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ツキノヒメ。

第15章 子供と始とSix Gravity。(後編)




次の日。


母がツキノ寮に来た。


「流那…。」


『お母さん…いらっしゃい。』


グラビの共有ルームに連れてこられた母は不安そうな顔をしたままだった。


「ご無沙汰してます。」


「あら、貴方は…睦月…くん……。」


「あの、すみません。
俺あまりハッキリは覚えてはいないのですが幼い頃にあったことありますよね?」


その言葉に驚いた母と私は同時に「えっ?」と声をあげた。


「俺の記憶が間違ってなければ、結衣伯母さん…ですよね?」


母は1度俯くと「えぇ…。」と声を出した。


「流那には言ったことはなかったけど…その通り私の旧姓は睦月…そして始くんの伯母に当たるわ…。」


『え…?ど、どういうこと?』


「つまり俺とお前は従姉妹同士ってことだ。」


「「「「えっ?!」」」」


その場にいた春さんを除く他のメンバー四人が声を揃えて驚く。


「えっ、ちょっちょ!始さん?!流那と始さんが従姉妹?!えっ?!」


「まあ、驚くよね。」


とニコニコ顔の春さん。


『は、春さんも知ってたんですか…?』


「俺も昨日きいてね?仕事帰りの疲れた頭じゃ少し飲み込むのに時間かかったよ。」


とか言いつつ、普通に紅茶をすするのでこの人いったいどうなってるの?と思ったのは私だけではないはずだ。


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