第3章 歌声:1 いつもの朝、、なのに
「んんん、、、またあの夢、」
目が覚めたのは午後3時を少し回った頃。
今日は特に急いでするような仕事はないかな。
「あの人、誰なんだろ。」
結構な頻度で見るあの夢。
ほとんど記憶はないけれど、幸せな時間の夢。
別に今が、幸せじゃないわけじゃない。
むしろ今だって幸せ。
母さんがいて、父さんはいないけど、一般家庭とさほど変わらない生活ができている。
片親だからと指をさされることはあれど、別に気にしたことはなかった。
それくらい、母さんは私を目一杯愛してくれている。
一人暮らしは、許してくれないけど笑