第98章 幾夜、何度(R18)
「改めて…今日のはやはり良くやってくれました」
三成は夕餉や湯浴みを終えてから、葉月に言う。
葉月は目をぱちくりして何の事か、と首を傾げる。
三成は葉月を引き寄せ、自分の膝に乗せて、胸元に顔を埋めながら言う。
「あの女中をよく説得出来ましたね」
衿を広げ、はだけた胸元に唇を這わせながら三成は言う。
「ん…つ、月代さん、の事、です、か…」
愛撫に気がいってしまっている葉月は、やっとの事で答える。
「…ええ、そうです…ごほうびですよ…」
「…はい…」
既に蕩けた眼差しで三成を見る葉月の顔に、三成もたまらなくなる。
そのまま後頭部と背中に手をあて、ゆっくり葉月を褥へ横たえ、更に夜着を暴く。
「今日はどんな風に愛されたいですか?」
三成が耳に直接甘い声を流しこんでくると、それだけでピクリと葉月は反応する。
「ふ…あぁ…耳、だめ…」
耳に舌を這わせわざと音をたてると、それだけで葉月は甘い声をあげる。
「それ…ん…あ…」
はだけた夜着から、何度も触れた曲線を描く、女性らしいからだが覗く。