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【ハイキュー!!】マイボーイ【R18】

第6章 negotiable


「激励……」

つばめの心の中にあたたかい波紋が広がった。
口角があがっていることに本人は気付いているのだろうか。

「そんなの忠以外にされたことないや」

『そっかそっか!
明日見に行っちゃダメなのが惜しいけど応援してるから!
がんばっぺ!』

「……ありがとう。すごく嬉しい」

『んじゃ、また明後日な! おやすみ!』

「うん、おやすみ」

電話を切ったつばめの表情を見て男は確信した。
つばめは急速に月島から離れていっていることを。
月島がいなくとももう大丈夫なんだということを。

今までに見たことのない"女"の顔を見せた幼馴染みに嬉しさと焦りを覚える。
先ほどつばめの自立を応援するとは言ったばかりだが、このままでは自分達三人の絆は崩れてしまうのではないか、と。
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