• テキストサイズ

【ハイキュー!!】マイボーイ【R18】

第1章 Destiny


それからしばらく2人は桜の木のもとで語り合う。
語る、とはいっても思い付いたことをポツポツと言葉にするだけ。

(何だか幸せだな……ああ、このままバレーしてぇ……)

……ん?
菅原はハッとして腕時計に目をやる。
まずい……これは遅刻になる……!

「えーっと……つばめちゃん……!
こんままだと確実に遅刻すんべ! 行こう!」

「あっ」

どう呼んだらいいのかわからず、内心ドキドキしていたがそれどころではない。
一目惚れした相手を学校入学早々遅刻させるわけにはいかない。

(手……あつい。蛍ちゃんは冷たいのに。何でだろう)

一方つばめは遅刻のことなど微塵も考えてなかった。
繋がれた手の温もりをひたすらに感じて走るA.M.8時20分。
/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp