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【ハイキュー!!】マイボーイ【R18】

第5章 Memories


「っ、は……気は済んだ?」

「済んでないよ。まだ足りない」

「もうこれ以上はいやだよ。風邪移りたくないし」

((ひどっ!!))

キスまでしておいて今更否定の言葉を浴びせにかかる女に下の2人はツッコまずにはいられなかった。ギシリと音を立て、ベッドのスプリングが大きくはね上がった。

「じゃあね、お大事に」

「明日」

ドアに手をかけた女の動きがピタリと停止する。背を向けたままの女を後ろから覆うようにしてドアに押し付ける。

「たかが大会って思っとけば?」

「……そうだね」

男は女の方を掴み、自分の方に振り向かせてもう一度キスをした。女はそれに答えてから今度こそ部屋を去った。

階段を下る音、玄関が開いた音を聞いてからベッドの下の影は姿を現した。

「――これが俺の答えですケド」

「…………」
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