《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第23章 カラ松END〜洋館の主人とわたし〜(※)
カラ松さんの胸に倒れ込む。
上品な香水が鼻をつき、心臓の鼓動が早くなった。
「でも……私、さすがに……今ここでは……」
カラ松さんはフッと笑い、耳元で囁いた。
「今夜0時に君の部屋に行く。もし、少しでも試したいと思ってくれたなら、鍵をかけずに寝ていてくれ。もちろん、メイドたちに怪しまれぬよう部屋の電気を消して、な。鍵がかかっていたら諦める」
「カラ松さん……」
「さあ、とりあえず戻ろうか、カラ松ガール」
カラ松さんは立ち上がった。
「戻る?」
「夕食を食べたほうがいいだろう?」
私は自分が時計塔に来た目的を思い出した。
「あっ、そうでした! 執事さんもシェフも待ってると思います」
私たちは階段を降り、ダイニングホールに向かった。
「カラ松様! 橋本様!」
執事が駆け寄ってくる。
「すまないな、待たせて」
カラ松さんが優しく微笑んだ。
「とんでもございません! まさか本当に降りてきてくださるとは……。シェフも喜びます。さあ、お座りになって。すぐに料理に火を入れ直します。温かいスープもお持ちしますから」
カラ松さんは席に着き、ナプキンを広げた。