《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)
第16章 赤い淫魔の調教(※おそ松)
どうすればいいの……?
おそ松さんの欲棒が、手の中でさらに太く硬くなる。
正直、嫌な気はしない。
彼は、今、私に欲情してこんなにも猛り立っている。
それに私だって、本当は興奮している。
いいよ、の一言。
それさえ言えば、お互い楽になる。
でも、こんなに簡単に許してしまっていいんだろうか?
安い女だって、軽蔑されない?
様々な考えが頭を巡る。
黙っていると、おそ松さんが溜息をついて、私の手から離れた。
「あっそ。する気ないなら、もういいや」
服を戻し、ベルトを締める。
「え……」
私は呆然とした。
「悪かったな。ゆりちゃんも服戻しなよ」
あっさりと言い放ち、おそ松さんは立ち上がる。
え? いいの?
だって、さっきまで……。
「あの、おそ松さん……」
「あ? なに?」
「えっと、その……」
私は立ち上がると、おそ松さんの気配のする方へ行き、そっと身体に触れた。
「あ? なんで俺に触ってんの」
おそ松さんは冷たく言葉を投げてくる。
「その……なんていうか……だ、だめですか? 触れてたら……」
「うん、だめ。迷惑」
きっぱりと返される。