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《おそ松さん》なごみ探偵・謎の仮面と洋館の幽霊(R18)

第12章 事件、ふたたび


あつしさんと会った日から、数日が過ぎた。


結局、チョロ松警部の自宅から、もう一つの凶器――チェーンソーは見つからなかった。


逮捕後、警察が捜査をできるのは48時間。
時間が過ぎれば、検察に送検されてしまう。


何とか時間までにチェーンソーを見つけたくて、トド松先輩や他の捜査員と思い当たるところは全て当たったが、見つけることができないまま、タイムリミットを迎えてしまった。


私たちが必死になってチェーンソーを探している間、チョロ松警部の取調べは、赤塚署の署長が行った。

かなり強引に取調べを行ったと思われるのだが、チョロ松警部は一切口を開かなかったそうだ。


警部の身柄は予定通り検察に移された。
チョロ松警部は今も検察から取調べを受けている。


こうして、チョロ松警部の一件は、とりあえず私たちの手から離れた――というより、検察に移ったため、警察の私たちには手出しができなくなってしまった。


手から離れたなら、仕事が楽になってよかったよかった……というわけにはいかない。


トド松先輩は、チョロ松警部が今までやっていた責任ある仕事や捜査の管理を一手に引き受けたため、今までとは段違いに忙しくなった。


前はいつも一緒に仕事をしていたが、今は先輩が捜査一課の部屋にいることも少なくなり、ここ数日はほとんど顔を見ていない。


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