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そして今日も生きていく【R18】

第1章 青と黄色の少年


樹輝side

あーうっせぇ……
無理やりカラオケに引っ張られ颯太が歌うのをずっと聞いていた。
うるせぇけど……コイツ歌上手いのな。
初めて知った。
点数もさっきから95点超えてるし……

「ねー!いっくん歌わないの?」

「あーもう!うるせぇからマイク使って話すな!あと!その呼び方もやめろって言ってるだろ?!」

「あぁ、ごめんごめん(笑)で?歌わないの?」

「……俺はいい……」

「え!?もったいないなー!」

颯太が無理やり俺にマイクを押し付ける。

「ほらー!歌いなよー!」

「もー分かったから!それやめろ!痛い!」

俺は仕方なくマイクを受け取り知ってる曲を選択する。

「いっくんの歌い声初めてきくなー」

……後悔しても知らねぇからな……

俺は渋々歌い出した。
横目で颯太を見ると目が点になっている。
ほらな……だから嫌なんだよ。

「ぶっはははは!なにそれ!いっくんって音痴なんだ!あははは!」

「あ゛ー!笑うなっっっ!!////」

「いや、だって歌苦手なんて思わなかったし!ごめんごめん!次は違う所連れてくから(笑)」

絶てぇいかねぇ……
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