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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)
第20章 近過ぎたキミ⑤(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
放った言葉に悪気なんかなかった
ただサクラちゃんの事が
ずっとモヤモヤしてて…
でも、私の言葉は
「なに、それ?」
徹の優しい声を凍らせた
「ねぇ?なんでそんな顔してるのさ?
出て行けって何?」
徹が私の顎を跳ね上げる
服に残るサクラちゃんの匂いが
私の心を冷ましていく
『そのままの意味だよ…
…もう…終わったでしょ…
やる事ないでしょ…出てってよ…』
目に映った徹の顔が
一瞬固まって
悲しく寂しく歪んで行く
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