第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「そうねぇ…
あ!岩ちゃんは!?
お母さん岩ちゃんが息子とか
嬉しいわぁ!」
「お母さん…岩ちゃん好き過ぎ!」
「だって!硬派で良い子じゃない?
姫凪!岩ちゃん狙いで行きなさい!
お母さん応援するから!」
超絶岩ちゃん推しの母が
お弁当箱をもう一つ取り出して
「岩ちゃんの分も作りなさい!
徹〜!起きなさーい!
岩ちゃんにお弁当持って来るなって
言いなさーい!」
お兄ちゃんの部屋に向かって叫ぶ
「聞こえてたよ。
さっきから何なのさ!
岩ちゃん岩ちゃんってー!」
リビングのドアが開いて
不機嫌な顔した徹が入って来る
「あら?徹も岩ちゃん好きでしょ?」
「そりゃあ親友だけどさぁ!」
呆れた顔でお母さんの
肩を叩いて
笑う徹
私も
"だよねー?"って
笑ってた
「だから言ってるのよ」
「へ?」
「岩ちゃんが相手なら
徹も納得かな?ってね?」
お母さんの言葉が
私と徹の顔から笑顔を奪う
「え?なに?
だって徹ってば
お父さんより相手に煩そうじゃない?」
固まる私達にキョトンとしてる
お母さん。