第1章 ♉365日キミの日(黒尾鉄朗)日々の感謝を込めて… 完結
さっきまでオヤジ達に強気で
ガンガン言ってた俺は
いとも容易く消滅して
「その気になるのは
姫凪だけって
いつも言ってンのに
忘れたんですかァ?
なァ…思い出す?
俺がどんだけお前しか見てないか…」
ハチミツよりも甘い
お前にだけ甘く弱く蕩ける俺しか
なくなっちまう
甘いキスを何度も送って
優しく頭を身体を撫で回す
『…思い出させて…!
鉄朗…私の事好き?』
弱い姫凪も
とても可愛い
でも
「当たり前…いつもの自信
取り戻させてやるよ…
俺はお前しか愛さねぇよ…姫凪」
いつものお前が
何より可愛くて
誰より愛しい
だって俺の愛を信じきって
愛されてる自信で輝く
俺だけのお姫様だから