第3章 ♑このまま ずっと(赤葦京治)拍手感謝 完結
「でも…不安なんだ…
マーキングさせて…ダメですか…?」
あざとく目を覗き込み
姫凪の背中を
擽ったいと気持ちいいの
中間に来るような強さで
ツーッとなぞると
『その顔…ズルい…!
…ダッシュ覚悟してよ!』
キクモモに染まる頬
「了解、おいで?」
満足気に笑って
キスを落とし
誰も居ない部室に誘い込む
壁に背中を預けさせ
「可愛い顔して…
どこにマーキング残して欲しい?」
啄むキスを繰り返す
『どこでも…』
フワフワする表情の裏
見え隠れする色香に
煽られる劣情
「言った所にしか残さないですよ?
ほら…早く…アイさん
待たせたら大変だ…」
フッと耳に息を送り込んで
意地悪く笑うと
涙目で抗議したそうな顔