第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「オレは兄ちゃんだけど
男だから
好きな子に可愛い事されたら
普通に反応する
姫凪は妹だけど
それ以上に好きな子だから
さっきみたいな事されたら
オレ、我慢出来なくなっちゃうよ?」
泳いでた目を固定させる様に
頬に手を添えて話すと
『我慢なんかしないで…
もっと…いっぱい…徹の事
知りたいよ…
ダメ…?チュー以上は
私にはシテくれないの?』
色っぽ過ぎる眼差しと
甘く濡れた声
「…姫凪…可愛過ぎるから!
そんな煽ってさ…
後でダメとか無理とか言っても
止まってあげないんだからね」
違う。煽らせたのはオレ。
姫凪の言葉を期待して
『言わない…徹…もっと…
チューだけじゃヤダ…!』
導いた
言って欲しかった
求めて欲しかった
オレをオレだけを。
「ふーん…キスとキスマークだけじゃ…
エッチな姫凪は
足らないんだね?
何して欲しいのさ?」
首筋に吸い付いて
ニヤリと笑って
背中をツゥーとなぞる
もっとエロい顔がみたい
もっとエロい事がしたい
キミをオレに染め上げたい
邪が渦巻くオレの頭は
『え?!なにって…
知らないもん!
分かんないもん!
徹みたいに
エッチな経験ないもんね!』
姫凪の言葉で
ぶん殴られる