第2章 ♡小さな変化大きな一歩(五色工)生誕記念 完結
「ありがと…な…」
布施の唇を奪い返すと
『あの…ひとつだけ
お願いが…あるんだけど…』
モジモジした布施が
俺を上目遣いで見つめる
お願い?なんか直せとか?
あ!アレか!?
「なに?あ!ゴムなら今度から…」
『ち、違う!』
違うのか!?
「えっと…じゃあ…あ!ヤる時は
チャントベットで…」
『もう!違うから!』
「じゃあなんだよ!?
俺の何が悪い!?」
ガシガシ頭を掻きながら
首を傾げる
すると
『工くん!
…って呼びたい!です!』
その手を止めて
自分の腕を絡み付けてくる