第15章 ♢先取りサプライズ(黒尾鉄朗)生誕記念 完結
「サプライズはまった?」
『…鉄朗のサプライズが
欲しいだけ』
本当にどこまでも
俺のド真ん中を揺らしてくる
俺もお前のド真ん中を揺らしたくなる
「そのプレッシャー嫌いじゃねぇよ
かかって来いよ?
飛び切り甘いサプライズで
迎え撃ってやるから」
とか、何かとカッコつけたがる
俺の余裕が奪われるのは
数秒後
『はい…誕生日返上で
頑張ります』
「ん?」
『バイト…嫌なくせに…
スグ母と代わりの人探します
ゴージャスな誕生日は諦めて下さいね?
質素ですよ?
お金ないですから!
…愛だけタップリは
保証します…』
念押しながら
俺にキスを落とす姫凪を
「バカですかァ?」
予定変更
思いっきり抱き締めて
体勢を入れ替える
『へ?!』
「何よりも嬉しい
サプライズ貰った御礼
させてもらいます」
『ちょ…なんの事…だか…』
「ココで感じてくれたら良い
姫凪…
最高のプレゼントありがとな…」
驚く姫凪の
胸元にキスを落として
甘い御礼の開始の合図に変えた