• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)


「…」

『…あの…』

「違う!今のはナシだ!」

『…違うの?』

「いや、違わねぇ、けど!
こんなつもりじゃなかった!」

本当はもっとスマートに
もっともっと気持ちが伝わるように
チャント話してから
伝えるつもりだったんだ…!!

崩れ落ちる様に
頭を抱えて蹲る俺に

『…違わなくて良かった…
嫌われたって
思ってた…から…』

涙声が降ってくる

「なんで俺がお前を嫌うんだよ」

『だって…』

ぶつかった視線
俺を映す目が
一気に潤んで
涙が飽和してる

「あぁあ!泣くな!」

『無理…』

「もう泣かせたくないから
来たのに…無理とか言ってんな…」

蹲ってる場合じゃない
そうだ、俺はコイツの涙を見に
来たわけじゃない

「嫌じゃなかった…来い…
今度こそ全部受け止める」

笑わせたいから来たんだ

伸ばした手は
強い言葉とは裏腹に震える

『…嫌なわけない
嬉しい…来てくれてありがとう…』

そこに重なった布施の手も震えてる
/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp