第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
体の汚れを綺麗にして
近くにあった毛布で
裸体を隠し
俺も身なりを整えて
「布施、起きられるか?」
布施の身体を揺らした
『…もうちょっと…』
もちろん寝かせてやりたいのは
山々だけど
「叔母さん、そろそろ
呼びに来るんじゃね?」
数分もしないうちに
降りてこいと呼ばれるだろう
夕飯の香りは
もう家全体にまで広がっている
『…きゃあ!影山くん!
え、私…寝てた?!』
「あぁ…その…ヤリ過ぎた、から
ごめん…」
”ごめん”の中には
色々言い難い現実もあるんだが…
『いや、そんなの!全然!
私、こそ…なんか一人で
気持ち良くなっちゃったみたいで…』
「いや!俺も!気持ちよかった!」
『きゃあ!大声で言わないで!
恥ずかしいー!』
「お前の声のがデケェ
…エロい声も…な」
『…!影山くんのバカーーー!』
この幸せな時間が
少しでも曇るのが嫌で
言えなかった