第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
『私は何でも…
影山くんは?
部活終わりでお腹空いてるんじゃない?』
「…途中で追い出されたから
そんなに減ってねぇ
だから俺に遠慮せずオマエは食え」
『え!?追い出されたって
また日向と喧嘩したの!?』
「またって言うな!
そんなんじゃねぇよ!
…その、オマエの事が
気になって…ぼーっとしてたから
怪我されちゃ困るって
追い出された」
足りない練習量を
思い出して
憮然と眉間にしわを寄せると
『私のこと…考えてたの?』
さっきより
オドオドした声が耳に届く
「おう。
昨日あんな事したし
…嫌い、とか…言われたし…
連絡もつかねぇから
もうどうしたら良いか
分かんなくて…」
ガシガシ頭をかいて
話しながら
肝心な事を伝えて無かった事を
思い出し
大きく息を吸い込む
「…昨日は悪かった!
あんな事、するつもり
無かったんだ
ただ、お前と国見が
出来てんじゃねぇかとか
色々考えてたら
思考回路ぶっ壊れちまって
泣かせたかった
わけじゃなかった
…ごめん、な?」