第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)
"気にしなくて良いのに"と笑う
叔母さんに
「あ、明日も来ます」
と、真顔で応えて小さな笑いが起こり
見送られて出て行く背中
「残念ね、姫凪」
『うん。
でも、明日も来るって…』
こんな事話せる友達は
まだクラスに居ないし
叔母さんに話せるのは
とても心強…
「明日こそキメちゃいなさいよ!
その宝のもちぐされボディで!」
強いけどありがたくはない!!
『ちょ、変なこと言わないで!
私と影山くんはそんなんじゃ…』
「え?彼氏なんでしょ?影山くん
あれだけ毎日
部屋にこもってイチャイチャしといて
そんなんじゃないなんて
言われてもねぇ」
からかいがちに笑いながら
私の脇腹を小突く
『イチャイチャなんて…』
誤魔化して笑うけど
ちょっぴり重くなる心
だって本当にそんな関係じゃないし
イチャイチャな空気もないんだもん。
部屋にこもってしてる事と言えば
宿題とかだし…