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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)


グィッと近くなった
二人の顔に
思わず溢れた声
身体を離そうと掴んだ肩

「おい、影山…」

ピクリと顔を顰めた田中さんに気付き
山口がアワアワしてる

彼女でもなくて
仲良しかと言われたら
そんな事すらもないくせに
何でこんなに
イライラしてんだろう

何もなくても
距離の近い二人を見るのは嫌だ

「影山、離せって…」

田中さんが退けばいい…
山口の言葉に返そうとした声は

「田中、まだ入るって
決まったわけじゃないから
プレッシャーかけないで」

「はい!潔子さん!」

清水先輩の声に先越され

「影山も。
熱くならないで
姫凪ちゃんビックリしてる」

困った顔で制された

「…スンマセン
布施も…スマン」

『ううん、平気…』

なんとなく気不味い空気のまま

「よし、練習再開
次の練習試合まで時間ないぞ」

また俺と布施の間には
広く距離が出来た
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