第13章 ♑🎃Halloween2017🎃(黒尾鉄朗)完結
『ほぉか。
ほな、えぇわ』
姫凪の声が低くなり
バタンと部屋のドアを閉めて
出ていく姫凪
やばい。
前に喧嘩した時を思い出して
一気に冷たい汗が背中を垂れる
追いかけ様と立ち上がり
部屋を出ようとしたら
『出て来たらアカンで!
待ってて!』
それを見越した様に
叫ぶ姫凪
待っててって事は帰るつもりはない?
じゃあなんだ!?
なんで出て行った?
家庭内別居かよ!って
突っ込みつつ
言われた通り部屋で待つ俺
拗ねてた事なんか
もうどこかに行ってしまう程
姫凪の顔が見たくて
甘く甘く溶かしたくて堪らなくなってくる