第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結
「…お前まさか赤葦と…」
『お酒!飲もう!
奇妙なメンツだけど
せっかく集まったんだし!』
何杯飲んでも
きっと酔いきれないけど
笑ってる余裕なんか全然ないけど
酔わないと
笑わないと
やってられない程
痛いよ…。
光太郎の声を遮って
缶のまま
お酒を一気に流し込む
「お、おい…姫凪ちゃん
なんかペースやばくないか?」
「誘った俺が言うなだけど
飲み過ぎは…」
「そういう気分なんだろ
今日はハム子も居るし
俺の部屋なら安心だし
飲ませてやれよ」
光太郎の声に
クロとアイちゃんが頷き
マッキーとアキラさんも
もう止める事はなくなって
私の前のお酒が減って行く
飲めば飲む程
思い出すのは
京治の背中ばかり
追いかけられなくて
折れた心の音が
耳で鳴り続けてる気がして
「ちょ!
姫凪ちゃん!
アカン!鉄朗!
早く車!!」
意識がユックリなくなっていく
やばいな…
明日も仕事なのに…