第69章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑 治)⑤
「治くん…そろそろ帰らな
姫凪に怒られる」
ベットの上
ウトウトしてる俺の頭を撫でて
サクラがユックリ身体を起こす
「えー…もう泊まって行けや
まだ抱き足らん
サクラ…乗っかっといで?」
半分冗談
半分本気で
短いスカートの中に手を伸ばして
割れ目を擦ると
「あ、アカン!
侑くんも帰って来る時間やろ!
さすがに隣でイタシテルのは
気まず過ぎる!」
真っ赤になって首を振る
「侑…まぁ、そやなぁ…
それは俺も結構気まずいし
諦めたる…けど!」
「きゃ!何!?」
「侑、侑って
侑ばっか気にしてたら
俺ガッツリ妬いて
声ガマン出来へんくらいに
メチャクチャにしたなるから
気ぃつけや?」