第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
「「って!なんかちゃう!逆っ!」」
「『いや、いつも通りやん』」
慣れ過ぎた光景を
自虐的にも笑う俺らは
また明日からも
笑ってるかも知らん
元通りまた四人で笑えるかも知らん
そんな期待が胸を掠めた夜
「ほなな、サクラ
明日はデートしよな」
「しゃあない、姫凪は
俺と遊ぶか?」
『えー、嫌や~ぁ
それやったら北さんと遊ぶ~』
「「そのチョイスなんか嫌や!!
てゆっかあの人が遊ぶとか
ナイナイ!!
掃除手伝わされるだけやて!」」
『揃えんでも…北さんに言うたろ…』
笑い顔のまんま別れて帰る道
これが続くと膨らむ期待を
抱き締めて歩いた