第68章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋④(宮侑 治)
それやったら
「サクラは俺のやし
彼女にはお前も普通にするやんけ」
俺はサクラを笑わせる
もう決めたんや
だから…
『そやんな、付き合うん、や…もんな
って!そんな事は
二人の時にしぃや!!
私まで照れるやろ!
同じ顔なんやから!!
私がされてるみたいやんかー!』
ごめんな姫凪
こんな伝え方する俺を
無理して笑ってくれてんのも
分かってんのに
「そこは想像したらアカン所やろ
意外とエロいな
侑に気ぃつけよ?
襲われたらアカンで?」
気付かんフリする俺を
許さんでもエエからな