第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
「冷たいな、姫凪は。
俺より、コレか?」
『は、はい!それです!』
北さんが抱えてる
その小さな瓶なんやから!
顔を出した北さんの手の中の
瓶に手を伸ばすと
「やりとぉなくなって来た…」
なんやて!
「俺より梅干して」
すいません!
だって、それがないと私の計画がー!
『えっと…いや…
梅干しよりって事は
ないんですけど…ハイ。
北さんも梅干しのシソの様に
魅力的…?』
「シソ?メインやないって事やな?」
『ひぃ!ハイ、イイエ!』
なんかフォローせなアカンと思って
とりあえずで喋り過ぎた!