第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
悲鳴の交じった様な
甘い声に喉を鳴らすと
「せやかて…
触った事…あらへんもん…」
カーテン引いた薄暗い部屋でも
分かる程真っ赤な姫凪の顔
「…ホンマ、お前…狙っとるやろ…
優しく出来へんなるやんけ…
もっと…触って慣れたらエエ…
俺のしか触ったらアカンで?」
握らせた手を動かして
「チャント出来たら
ご褒美にいっぱい
気持ち良ぉしたる…」
ペロリと耳を舐めると
ぎこちない手付きで
俺の自身を扱いて
照れる姫凪
それを見てとろりと先を濡らすカウパー