第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
「休む。熱下がっても
念の為、休む…」
明日は姫凪が
俺に逢いに来る
優しく抱いて
いや、抱けんくても
抱き締めて謝るねん
そんでからチャント言うねん
伝わるまで何回も
”お前が好きや”って。
”付き合って”って。
そんな事を考えると
余計に熱が上がる様な
こそばゆい様な、なんか変な感じがして
ゴロゴロと
寝返りを繰り返す
「…なぁ?チョットだけ聞いてエエか?」
「は?イヤや。
寝かせろや…
死にかけとんねん
歩けるくらい回復したら
部屋行ったるさかい
また後にせぇ」