第8章 ♡安息地(ひだまり)みつけた(孤爪研磨)生誕記念 完結
〈ほんと?!じゃあ
コンビニで待ってて?
私もすぐ行くから!〉
明るい声に短く応えて
コンビニに足を進める
別に用事がないコンビニも
苦手なんだけど…
そう思って
ウロウロキョロキョロしてると
ある一角で足が止まる
てゆっか…。
家に…って……
目の前には
薄々なヤツ。
いや、そんなわけないか。
男として相手にされてないって
だけだよね
それもチョット
モニョるけど
まぁ、そんなもんかな。
明るい家族計画の棚に
背を向けて
雑誌の棚に落ち着く。
ジャンプを捲って
しばらくすると
『孤爪くん!待った?』
記憶より、電話より
高い声がコンビニに響いた